【東京事務所】海外駐在での経験/KPMGプラハ
皆さん、こんにちは。 今回は第4統轄事業部のシニアマネジャーがお届けします。
監査法人でキャリアの構築を考える上で、海外駐在を目指される方も多いかと思います。今回は私が(ちょっと特殊な)海外駐在の経験をお伝えさせていただきます。
私は2019年から2023年までチェコ共和国のKPMGプラハ事務所に駐在をしていました。私が現地で経験した『チェコならでは!』というところを紹介させていただきます。
① 人口1千万人の小さな国、チェコ共和国
チェコの人口は1千万人であり、経済規模は決して大きいとは言えないですが、日系企業は300社近く進出しており、日系企業がこれまでチェコの経済発展に大きく貢献してきたという歴史があります。
駐在中は、日系企業のクライアントだけでなく、チェコの政府関係者や世界的な音楽家の方と知り合いになることができ、日本に帰任した今もその繋がりを大事にさせていただいています。通常の会計監査以外の世界で、現地の方々とネットワークを構築できるのが駐在の魅力の1つです。
② 黄金の街、プラハ
KPMGプラハ事務所は観光地から程近い場所にあり、どこを歩いても絵になるような風景で、シャッターを押さずに街を歩くことはできません。事務所への通勤はプラハ城の横を通るルートであったため、仕事で疲れた日は帰り際にプラハ城の風景で心を癒されていました。
③ チェコの野球
2023年のワールド・ベースボール・クラシックで日本代表と対戦したチェコ代表チーム、実はそのメンバーにKPMGチェコの監査部門のフィリップ・スモラ選手がおり、私も駐在中は有難いことに彼と同じチームに所属をさせていただきました。チームはチェコの中でも強豪で、WBCに出場していた選手が4人もおり、特にチェコ代表の至宝とも言われる選手と会った時は、なんとも感動したことを覚えています☺
勿論、私の実力としては試合に出場できるレベルではありませんでした。それゆえに、最初から自分の居場所が用意されていたわけではありません。グラウンドではとにかく無我夢中でボールを追いかけて、どんなに小さなことでも手を抜かずに取り組み、自分の存在を少しずつチームメンバーに認知してもらいました。そして『チームの力になりたい。チームの一員になりたい。』という強い思いを何度も監督・コーチに伝えました。
最終的にはその思いが伝わり、同じスポーツを愛する人間としてチームメンバーに受け入れてもらい、彼らと共にシーズンを戦えたことは私の誇りとなっています。そして、昨シーズン2023年はチェコの1部リーグで準優勝という結果を残すことができ、その銀メダルは私の宝物となっています。
~海外駐在を経て~
海外での駐在は日本での業務とはまた違う困難を伴います。私の場合は新型コロナ、そして紛争など、非常に厳しい環境にあり、家族の健康維持を考えると精神が擦り切れる日々でした。それは日本人だけではなく、現地チェコ人のメンバーも同様でした。それでも、多くの方々に支えられ、駐在期間を無事に過ごすことができました。
現地のコミュニティに入り込むことは、言語や文化の観点から簡単なことではありません。それでも一歩前に踏み出すその勇気が相手にも伝わり、自分自身に跳ね返ってくることを私は学びました。
1つの出会いが、さらにまた次の繋がりを生み、その繋がりが大きなエネルギーを生みます。各自が尊重し合い、それが掛け合わさって『人の和』として組織に大きな力をもたらすと私は信じています。
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