【東京事務所】マーケット情報について
皆さん、こんにちは!
今回は金融統轄事業部のディレクターがお届けします。
私が金融機関の監査業務に従事することで興味を持つようになったことについてお伝えしたいと思います。 それはマーケット情報です。
実は、金融機関の業績というのは、金利・為替・株価といったマクロ経済指標と密接に関連しており、それぞれのマクロ指標がどのように動くかによって、ある程度金融機関の業績のトレンドをつかむことができます。
例えば、2024年3月に日本銀行はマイナス金利政策を解除し、いわゆる10数年ぶりに「金利のある世界」となりました。この政策金利の上昇に連動して住宅ローンなどの貸出金の金利が上がることで、利息収入が上がることから銀行の業績には一般的にポジティブに動きます。一方、金融機関が多数保有している債券にとっては金利上昇により時価の下落をもたらすこととなり、含み損を抱えたり、場合によっては減損を計上したりすることもあり、業績にネガティブに影響することもあるなど、監査上は金融機関ごとのビジネスモデルや金融商品のポートフォリオを踏まえて多面的に見ていく必要があります。

また、監査論で習った「最終段階の分析的手続」においても、金融機関の財務諸表の数値はマクロ指標との関連性から分析をすることが多く、日頃から新聞やニュースを見てマクロ指標の動きを頭に入れておくことが非常に大事ですし、自然とマーケット情報に興味が向いてきます。
このように金融機関の監査を行うことは、グローバルな視点でマクロ経済指標との関連性を理解しながら仕事をするだけでなく、日々の新聞記事や経済ニュースにも自然と興味を持ち、アクティブに情報収集を行う力を養うことができます。これによって、専門知識の習得とともに洞察力や分析力が向上し、経済全体の動向をより深く理解することができるようになりますので、非常に魅力的なキャリア選択だと思います。
みなさん、このブログで金融機関の監査に興味を持ったら、あずさ金融で一緒に共に成長しましょう!


<マイページ登録>
少しでもあずさ監査法人に興味を持たれた方は、ぜひマイページ登録をお願いします。

<SNS>
あずさ監査法人のリクルート公式アカウントをご紹介します!
イベントや採用に関する情報中心に、監査法人への就職を考えている方へ役立つ情報をお届けしますので、ぜひご覧ください!



