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【神戸事務所】第9回「あずさ監査法人の1年間」

会計士受験生の皆様、こんにちは!
今回のブログでは2年目のスタッフがあずさ監査法人の1年間についてご紹介いたします。ご自身が働いている姿を想像しながら読んでみてください。
 
■4月~6月上旬
3月決算の場合、4月から6月初旬までがいわゆる繁忙期と呼ばれる時期になります。よく噂をお聞きかと思いますが、この時期は会社の決算が重なりとても忙しくなります。とはいっても具体的に何をしているかイメージがつかない方も多いかと思いますので、私が担当したタスクについて、いくつかご紹介したいと思います!
現金実査
これは1年目のスタッフが担当する代表的な手続きの一つだと思います。試験勉強でご存じの方もいると思いますが、実査中は会社の方に同席してもらう必要があるので、担当者の目の前で現金や約束手形をカウントすることになります。ただでさえ会社のお金を数えるのは緊張するうえに、会社の方の視線も気になりとても緊張したことを覚えています。また、金融機関を担当すると金庫の中の数億円規模の現金を実査することもあり、普段目にすることのない光景に圧倒されます。
 
残高確認
残高確認は、金融機関や取引先等へ預金額や債権債務等の金額が正しいことを確認する証明力の高い手続です。発送から回収までのスケジュール管理が重要となります。まず会社の方と打合せをし、提出された資料から発送先を選定します。送付先を誤ると大変なことになるので、紙面発送の場合はHP等を調べて確認状に記載の住所が間違っていないかの確認が欠かせません。期限内に回収できなかった確認状はクライアントの方に督促を依頼します。またそのほかにも、クライアントはもちろん金融機関や取引先等の確認先からも問い合わせの電話がかかってくるなど大変な業務ですが、すべて回収した時の達成感は大きいです
 
棚卸立会(3月)
会社の実地棚卸が正しく実施されているか、監査人自らも在庫リストから数件選び実物のカウントを行うことで検証します。特に実地棚卸は多くの会社が同時期に行うので、1年目から1人で任されることも多いです。様々な会社の立会に行くこともあり、実地棚卸で冷凍室の中で凍えながら食品を数えるという印象的な経験もすることが出来ました。
 
一部ではありますが、入社後は以上のような監査手続をすることになるかと思います!
 
■6月下旬
そしてこの繁忙期を乗り越えれば、6月末は長期休暇を取ることができます!
この時期は国内や海外へ旅行に出かける方も多く、リフレッシュすることが出来ます。
下の写真はこの前の6月末に上高地へ旅行に行った時の写真です。


 
■9月~3月
10月・11月は期中レビューの手続きを実施するため繁忙期ほどではないものの、少し業務量が増える時期になります。また、9月や12月はクライアントの子会社や支店に往査へ行ったりします。上場企業では内部統制の整備評価や運用評価を行ったりしています。また、監査以外にもリクルート活動や法人内の研修を受けたりしています。
 
以上いかがでしたでしょうか?
監査法人はたしかに繁忙期という忙しい期間もありますが、お伝えしたようにしっかり休暇を取ってプライベートを楽しむこともできます!働くときは働き休むときは休む、そんなメリハリのある働き方ができるのが監査法人の特徴かなと思います。
このブログが皆さんの就職活動の一助になっていれば幸いです。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は「金融監査」について紹介予定です。
お楽しみに!
 
あずさ監査法人 神戸事務所 
スタッフ2年目

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