本文へ移動

About AZSA

【神戸事務所】監査法人の1年間

受験生の皆様、こんにちは!

本日はスタッフ2年目の私が監査法人の1年間についてお話しさせていただきます。
ご自身が監査法人で働く1年間を想像しながら読んでいただければと思います。
 
神戸事務所に入所した場合は、ほとんどの方が複数のクライアントを担当することになります。クライアントの規模に応じて個々の関与度合は様々ですが、年間を通じて担当クライアントの仕事を少しずつこなしていくイメージです。
 
3月決算の場合、4月~6月初め頃が繁忙期と呼ばれ、監査手続が集中する忙しい時期です。
10月・11月には期中レビューの手続きを実施するため、繁忙期ほどではないですが業務量が増える時期となります。
9月や12月頃にはクライアントの子会社や工場へ拠点往査に伺います。
上記以外の時期は上場会社の内部統制の整備評価・運用評価の実施、法人内で実施される研修の受講やリクルートイベントの準備等、監査業務以外の仕事も様々行っています。

続いて、1年間を通じて担当したスタッフ主導のタスクの中で、特に私の印象に残っているものを3点紹介いたします。

①立会(3月末)
期末の棚卸資産の実証手続の一環で期末は立会を実施します。在庫表からサンプルで在庫を何件かピックアップし実物をカウント、さらに実物が在庫リストに正しく計上されているかを確認し、会社の方へのヒアリングを実施します。1年目から1人で任されることが多いため、事前の段取りの予習や会社の方とのスケジュール管理が欠かせません。出張を伴う遠方の工場へ伺うこともあるため、はじめは緊張しますが、非常に貴重な経験となります。

②残高確認(3月~5月)
残高確認は監査論で勉強する手続きであるため、耳にしたことがある受験生の皆様も多いことかと思います。残高確認は、金融機関や取引先等へ債権債務等の金額が正しいことを直接確認する非常に証明力の高い手続きです。電子または紙面での送付など方法もさまざまであるため発送方法の選択やスケジュール管理がとても重要となります。紙面発送の場合ポストに投函するときは不安になりますが、一人ですべて執り行うことは困難であるためチームメンバーと協力し、検出事項があればすぐ先輩に相談して対処する大切さを学ぶことができます。期限内に回収できなかった確認状はクライアントの方に催促を依頼したり、確認先から直接電話でお問い合わせがあったりするため、コミュニケーション能力が磨かれます。大変なことも多いですが、すべて回収しきった時の達成感は大きいです。

③出張(9月や12月の拠点往査の時期)
クライアントによりますが、出張に行く機会も多いです。私が行った先は北海道、福島、東京、名古屋、宮崎です。社会人になってから初めて新幹線に一人で乗ったり、ホテルを手配したり等、一からすべてを学びました。出張は決められた時間に自分の分担を終わらせる必要があるため緊張感があります。また、出張に限らずですが、最終日には監査の気づき事項をクライアントにお伝えする講評会が行われ、スタッフでも拠点長や部長様の前で発見事項を発言する機会があります。


ここまでお読みいただき、年間を通じて仕事ばかりの毎日かと思われた方も多いかと思います。ですが、神戸事務所のメンバーはちゃんと息抜きもしています!業務外の話は、下記にまとめさせていただきました。

①新人歓迎会
新人の皆様がご入所されたら、事務所の歓迎会が行われます。きれいなホテルの宴会場でおいしいディナーをいただくことができます!普段仕事で関わることのない人とも話す機会になるため、歓迎会の日にはわくわくしながら日中の仕事をしています。歓迎会以外でも年末の忘年会、歓送迎会も行われるため、ぜひ楽しみにしていてください。
 
②休日や定時後の過ごし方
休日の過ごし方は人それぞれですが、私はゴルフの打ちっぱなしやボルダリング、テニス等で運動することや、大阪や京都にお出かけすることが多いです。もちろん毎日ではありませんが、仕事のある平日でも定時後に同期とごはんに行ったり、カフェで読書や勉強をしたりして過ごしています。
 


③5月~6月の長期休暇の過ごし方
繁忙期明けの長期休みは国内や海外へ旅行にでかける方が多いです。しっかり休んで、リフレッシュできているので、休み明けの仕事を頑張ろうという気持ちになります。また、休み明けには同期の仲間が各地のお土産を買ってきてくれるので、それもまた楽しみの一つです。
 
以上、いかがだったでしょうか?
監査法人は繁忙期という忙しい期間もありますが、仕事をするときはバリバリ働き、休む時はしっかり休んでいる先輩方がとても多いように感じます。繁忙期を乗り越えられるか不安に感じている受験生の方も多いかと思いますが、監査という仕事は誰もができる仕事ではなく、毎日が勉強であるためすごくやりがいを感じます。チームで仕事をしているため、支えあえる環境であることに何度も救われています。受験生の皆様も安心して入所してくださいね!
 
次回は「往査の一日」というテーマについて紹介予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
あずさ監査法人 神戸事務所 スタッフ
 

Back