【北関東事務所】棚卸立会体験記
皆さん、こんにちは!本日は北関東事務所のスタッフ1年目がお届けします。
受験生の皆さんは、まさに就職先について悩んでいる時期だと思います。
私も1年前に論文式試験を受験したため、合格発表待ちの不安の中で就職活動を進めなければならない大変さが良くわかります。正直なところ、当時の私も入社後のイメージがつかめず、就職先を決めようにも何から考えればよいのか分からない・・・と日々悩んでいました。そこで今回は、私が入社以降体験した業務の中で最も印象に残っている棚卸立会の1日についてご紹介したいと思います!
棚卸立会とは
棚卸立会とは会社が実施する実地棚卸の現場に直接行って実施する監査手続きです。製造業や小売業では、年に数回、商品や原材料などの帳簿上の数と実際の数が一致していることを確かめるため、実地棚卸が行われます。この実地棚卸の現場で、会社のマニュアル通りの作業が行われているか、架空の資産や簿外資産が存在しないかなどを確かめるのが棚卸立会です。北関東事務所では様々な製造業や小売業のクライアントを担当しています。そのため、普段は入ることのできない工場や倉庫の中を見せていただけるなど、貴重な経験ができます。初めて製造業の巨大な倉庫の中に入らせていただいた時はまさに圧巻でした!
棚卸立会の一日
棚卸立会の当日。この日は午前中に新幹線で兵庫県へ移動し、午後から立会スタートでした。入社以降先輩の横で教わりながら仕事を進めることが多かったですが、この日は初めて一人で出張に行かなければならずとても緊張したのを覚えています。寝坊したらどうしよう、忘れ物をしたらどうしよう、など多くの不安が頭をよぎりましたが無事に時間通り現場に到着しました。
実際に棚卸立会が始まると、初めての作業だったこともあり、せわしなく時間が過ぎていきました。クライアントの方にヒアリングをしたり、棚卸の実施状況を確認したり、テストカウントを行ったりと、やらなければいけないことはたくさんあります。テストカウントは監査人が自ら商品などの一部を数え直し、会社の実地棚卸が問題なく行われたかを確かめる手続です。網羅性を検証するため、店内の商品をランダムに選んでリストにあるかを確認し、実在性を検証するためにリストからランダムに選んだ商品を店内で探します。このように、会計士試験で学んだことがそのまま業務に登場するのも会計士の魅力の一つですね。
こうして全ての作業を終えたら、最終確認をします。「あの作業やり忘れたのでもう一回実地棚卸をやってもらえませんか?」なんて言えないですから、必ず全ての作業をやり終える必要があります。心配性の私は何度も資料を見直してから現場を後にしました。一日中歩き回ったため、ホテルに戻った時にはくたくたでしたが無事に一日の作業を終えることができ、達成感がありました。
終わりに
以上が私の初めての棚卸立会体験記です。いかがだったでしょうか。会計士というと一日中パソコンとにらみ合っているイメージがあるかもしれませんが、実際には今回のように現場に行ったり、クライアントの方と話したりと幅広い業務を行っています。今回のブログで少しでも入社後のイメージをお伝えできていれば幸いです。ここには書き切れないことがたくさんありますので、ぜひ説明会やイベントに足を運んでみて下さい!
※写真はお世話になっている先輩と撮ったもので左が私です。
