【広島事務所】海外赴任 フランクフルトより
はじめまして。入所10年目のマネジャーです。2025年9月から約2年間の任期でKPMGフランクフルトに赴任し、気が付けば2か月が経ちました。初めての長期海外生活ということもあり、日々新しい発見の連続です。
生活面での発見と苦労
まず生活面では、住まい探しに最も苦労しました。フランクフルトは大手銀行の本社や国際企業の拠点が集まる都市で、国内外から駐在員が多く移り住んでいます。その一方で建設規制(景観や高さ制限)があるため住宅供給が限られており、需要が供給を上回っている状況です。その結果、賃貸住宅は競争が激しく、内見の場では複数の候補者が同席することもあります。日本のように不動産会社任せではなく、自己紹介文を用意して自分をアピールする必要がある点は大きな文化の違いでした。今では新しい部屋にも慣れ、近所のスーパーや公共交通機関も使いこなせるようになり、ようやく生活基盤が整ってきました。ドイツでは日曜日に多くのお店が閉まるため、週末前の買い物計画は欠かせず、日本との習慣の違いを実感しています。
職場の雰囲気と働き方の違い
仕事面では、多国籍チームで働く新鮮さを日々感じています。会議は基本的に英語で行われ、同僚の多様なバックグラウンドから学ぶことも多く、大きな刺激になっています。また、ドイツの働き方はオンとオフの切り替えが明確で、夕方には多くの同僚が帰宅します。効率を意識して短時間に集中するスタイルは、日本での働き方と大きく異なり、自身の仕事スタイルを見直す良いきっかけになっています。一方で、公的書類や日常生活ではドイツ語が必要となる場面も多く、今後の課題として学習を少しずつ進めています。
フランクフルトオフィスの魅力
私が所属するフランクフルトのオフィスは、国際色豊かなメンバーが集まる活気ある職場です。IFRSや米国基準の会計・監査に取り組む機会が多く、常に新しい学びがあります。バディとしてサポートいただいているのはKPMGインドから転籍された方で、アジア圏やEU圏からのインターンも参加しています。異なる文化や価値観を持つ仲間と協働できる環境は、グローバルに自分を試したい方にとって非常に刺激的で成長できる場だと感じています。
これからの挑戦と抱負
まだ始まったばかりの海外生活ですが、文化の違いに戸惑いながらも、新しい環境から学べることの多さを実感しています。今後はドイツ語の習得やヨーロッパ各地への旅行も楽しみつつ、国際的な職場で経験を積み重ね、自身の成長につなげていきたいと考えています。あずさ監査法人広島事務所では海外出張に加え、今回のような海外赴任のチャンスもあります。新しい環境に挑戦してみたいという方は、ぜひその一歩を踏み出してみてください。

写真は、9月に開催された歓送迎会の様子です。