2023年7月12日
【第3回】受験生時代にやっておいてよかったこと、やっておくべきだったこと
公認会計士試験受験生の皆様、はじめまして!
今回は、「受験生時代にやっておいてよかったこと、やっておくべきだったこと」をテーマに、
私なりのモチベーション維持方法についてご紹介いたします。
≪受験生時代にやっておいてよかったこと≫
一人で抱え込まず、予備校の先生方や友人を頼ること!
短答式試験を突破してこの段階まで到達した皆様は、自分に合った勉強の仕方はすでにご存じだと思われます。
しかし、この時期は答練の難易度も上がり、今までのように点数がとれず焦りを感じておられる受験生もいらっしゃるかもしれません。
公認会計士試験は、メンタル勝負でもあります。不安な気持ちを一人で抱えていると、ますます自信がなくなるという負のスパイラルに陥ってしまう危険性があります。私もこの時期は勉強のモチベーションを保つことが難しかったのですが、予備校の先生や友人に悩みを聞いてもらうことによって気持ちがとても楽になりました。この時期は自分を過小評価する方が多いですが、ここであきらめるのはもったいないため、最後まで全力で頑張ることが大切です!
短答式試験前よりも睡眠を大事に
この時期は新しい知識を覚えていくことよりは、本番がベストコンディションになるように体調やメンタルを整えていくことが重要となります。
現在勉強の頑張りすぎで昼夜が逆転してしまっている方もいらっしゃるかもしれませんが、本試験は朝から行われるため、今のうちから生活リズムを整えていくことをおすすめいたします。また、人は寝ている間に記憶を整理するという研究結果もあるため、睡眠の大切さを今一度ご認識いただきたいです。私は論文式試験前には、毎日8時間は睡眠時間をとっていました。
≪受験生時代にやっておくべきだったこと≫
テキストや基準の文章を自分の言葉で説明できる状態にすること!
私が受験生時代もう少し努力すべきだったと思うことは、テキストや基準の文章を自分の言葉で言い換えて説明できる状態にすることです。
もちろん専門用語を正確に暗記し、一言一句違わず答案用紙に書く能力も、より高い点数を獲得するうえで重要ではあります。
しかし、最も大切なことはテキストや基準の文章の趣旨を理解し、会計や監査における必要な知識を蓄え、様々な角度から出題される問題に臨機応変に対応することだと思います。
予備校の答練と本試験の問題は少し毛色が異なるため、予備校の答練では解答できても、本試験でいつもと異なる出題をされると頭が真っ白になり、何も書けないという最悪のパターンに陥る危険があります。
文章を暗記しているだけで自分の言葉で言い換えて説明できない場合、テキストや基準の趣旨そのものを理解できていない可能性があります。
この状態を回避するためには、例えば会計についてあまり詳しくないご家族やご友人に対して説明をするつもりで、論点を平易な言葉で置き換えて説明する練習をするとよいと思います。
すべての論点を網羅することは時間の制約から不可能なため、今まで覚えづらいと感じられた論点から優先的に対策することをおすすめいたします。
自分の興味のある法人について、雰囲気を調べておくこと!
このブログにたどり着いていただいた方には心配ご無用だとは思われますが、論文式試験が終わればすぐに就活に移行します。
試験が終わった後でも問題はないですが、将来の自分に直結することなので、今のうちから軽くでも調べておかれることをお勧めいたします。
ホームページを調べていただくことも結構ですし、予備校に通われている方は廊下に各法人のパンフレット等が並べられていると思いますので、ぱらぱらと眺めていただくだけでも大分ほかの受験生と比較して差がつけられるのかと思います。
私は論文式試験が終わってから法人のことを調べたのですが、イベントの日程が法人で重複した場合など、自分の興味のある法人が定まっていなかったため優先度が付けられず、どの法人のイベントに申し込むかとても頭を悩ませました。
今回は「試験当日までにやっておいてよかったこと・やっておくべきだったこと」を紹介させていただきました。いかがだったでしょうか。ここで紹介したことは一例なので、決して焦ることなく本試験を迎えてほしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は「試験当日の心構え」について紹介するので、ぜひチェックしてみてください!
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