2023年8月2日
【第4回】試験当日の心構え
公認会計士試験受験生の皆さま、はじめまして!
今回のブログでは「試験当日の心構え」をテーマといたしまして、どのように本試験を乗り越えるべきかについて、
私が約1年前に実際にどのような心構えで本試験に臨んだのかという経験談をベースにお伝えさせていただこうと思います。
まず結論から申し上げますと、前回の第3回ブログでも書かれていましたが、
公認会計士試験はメンタル勝負です。
「本番で100%以上の力が出た!」という類の言葉を皆さんも一度はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
本番で練習時の結果よりも良い結果が残せたときにこのように言えるのだと思いますが、
私はこうしたことは起こりえないと思っています。
なぜなら結果を得るための知識や能力は試験に臨む時点で確定しており、
それ以上のパフォーマンスが本番環境で出ることはないはずだからです。
もしも本番で練習よりも良い結果が出るということがあったとすれば、それは自分の100%を練習で出せておらず、
本番で100%の(あるいはより100%に近い)実力が発揮できたから、というだけのことだと思います。
つまり私がここで申し上げたいことは、
今の自分が持ち合わせる知識と能力でアウトプットできる最高の回答を
回答用紙に落とし込むことが試験当日において全受験生が目指すべきゴールだということです。
そして100%の実力を発揮するために必要なのが、普段通りの冷静な精神状態と、
「自分はできる!」というポジティブな精神状態を試験当日を通じて保持することだと私は考えています。
この意味において公認会計士試験はメンタル勝負なのです。
ではここからは私がどのように上記の精神状態を保っていたかについて、書かせていただこうと思います。
まず冷静な精神状態を保持するために意識して行っていたことは、
答練や模試などの練習への臨み方をできるだけ本番でも再現することです。
具体的には試験開始前までに机の上のボールペンや修正テープ、
電卓などをいつも通りの配置にセッティングすることや練習と同じ順番で問題を解いていくことなどです。
本番だけいつもと異なるやり方でやってしまうと、
焦ってしまったりパニック状態に陥ってしまったりする可能性が高くなります。
ですから極力、いつもと同じ動きをすることで冷静な精神状態を保っていました。
そしてポジティブな精神状態を保つために私が行っていたことは、
月並みですが試験当日の朝に自分の好きな音楽を聴くことや
試験開始前の待ち時間などに試験後の楽しみをイメージしながら自分を奮起させることなどです。
試験前や試験中に起きる様々な出来事すべてをポジティブな出来事に変換し、
半ば異常なまでに強気になることでポジティブに試験に臨み、
その結果よい成績を残すことができました。
さて、ここまで長々と私なりの試験当日への臨み方を書かせていただきましたが、
試験当日の心構えのイメージをお持ちいただけましたでしょうか。
受験生一人一人に自分なりの考えがあると思いますので、最終的には自分を信じることが一番大切です。
その中で私の考えが少しでも皆さんのお役に立ち、合格への一助となれましたらこの上なく嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回のブログ更新は8月16日、論文式本試験直前に皆さんに応援メッセージを送ります!
試験はメンタル勝負。試験を目前にして心落ち着かない中かもしれませんが、
誰かの声援がきっと皆さんの背中を押してくれます。
是非チェックしてみてください!
私からも微力ながら皆さまにエールを送らせていただきます。
試験まであと少し、最後まで頑張ってください!
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